基地建設阻止おおかな通信 |
7/11夜までの情報です。今日の昼間に入った連絡です。宜野座の海人たちのリーダーで、2004年のやぐらでの海上座り込みの時など辺野古に駆け付けて下さっていた新垣まさじさんが病気のために、今朝早く亡くなられました。今回の事前調査にも駆け付けて下さっていました。60才だったそうです。また1人大切な仲間を天に送らなければなりません。明日(12日)16:00から宜野座の自宅で葬儀が行なわれます。ご遺族の方々の上に慰めがありますように祈りたいと思います。 2004年当時の様子はギャラクシー賞を取った「海にすわる(琉球朝日放送製作)」で観られます。また以下のHPでも現地の報告が読めますので是非ご覧ください。 さて、今日は施設局による作業強行はありませんでした。通常の座り込みが行なわれ、また台風対策としてテント村の整理をしました。今回の台風4号は沖縄島を直撃するようです。明日ぐらいから沖縄は強風域に入ります。またそのあと九州から本州も縦断して行くようです。沖縄はそもそも台風に強い土地柄ですが、各地での被害が心配です。特に九州はこのところ大変な水害に見舞われています。九州在住の方々に怪我などないように祈ります。 しかし珊瑚礁にとっては台風は恵みです。海をかき回し、また新鮮な栄養を提供してくれるからです。定期的に台風が来ることが珊瑚礁にとってはいい影響をもたらすのです。また台風は阻止行動にとっても恵みではあります。その間は休めるからです。しかし阻止行動に加わっている皆から台風を喜ぶ声は聞かれません。それはその台風によって被害を被っている地域の方々がいるからです。「自分たちにとって良いことでも、そうではない人にとっては痛みとなる」ということを皆知っているからです。また沖縄の人たちはこう言います。「沖縄を通って少しでも台風が弱まってから内地(日本)に行って欲しい」 さて、琉球新報の記事にありますが、キャンプシュワブ内の兵舎移設の計画の全貌が見えてきました。以前から指摘されている通り、現在名護市教育委員会によって調査進行中の文化財の位置と完全に一致する場所です。今後大規模な発掘調査が必要とされる場所に、今年12月から兵舎を造るという計画が明らかとなったのです。小池さんはこれに対してどういう判断を下すのでしょうか。地位協定や米軍再編法案を盾に攻めの姿勢で来るつもりでしょうか。大変な反発があると分かっているのに、それでも強引に事を進めるつもりでしょうか。今後このニュースにも注目です。 それから昨日の琉球朝日放送(QAB)の映像はとてもよかったと思います。ジュゴンが繁殖行動をしている証拠ともなる映像で、専門家も大変貴重だと言っているようです。QABは本当に頑張ってくれています。前回(6/21)のジュゴンの映像スクープの時は、阻止行動に参加している人たちがテレビを観ていて拍手を送っていました。QABに限らず報道はとても大切な責任を担ってくれています。彼らが自由に、規制されずに取材出来るためには、番組を見ている私たちの応援の声が大切です。今や沖縄のメディアは大変重要な存在なのです。皆で応援し支えましょう。 それとメディア記事リンクで再度お知らせがあります。時事通信の記事を時々リンクしていますが、だいたい1週間ぐらいでみられなくなるようです。アドレスをリンクし直すことも出来るのですが、そこまで手が回りませんので、必要な方はそれぞれで記事をコピーしておくなどしていただけると幸いです。 |